理想の味を追求するために、すべての調理を手作業で行っています。
一見すると生産性が低く、遠回りに見えるかもしれない、この工程を私たちはとても大事にしています。なぜなら、素材の良し悪しを見る人の目、最上の状態に加工する人の手に勝るものはないという考えがあるからです。
丁寧な人の手仕事、そして愛情を込めることで、真の美味しい鍋ができる。
それが私たちの普遍の思いです。
創業以来変わらぬ手仕事を一貫した、至高のブレンド味噌
人の手で丹念に裏ごしし、さらに厳選した青森県産にんにくをおろして味噌に混ぜ込むなど、手間暇かけて美味しいブレンド味噌に仕上げています。
このブレンド味噌なくして、「もつ鍋 一藤」の味わいは生み出せません。
大変手間のかかる作業のため、実は10社程度の調味料メーカーに、ブレンド味噌を作れないか相談したこともあります。ただ、調味料を扱うプロフェッショナルたちでも、当店が納得できる味を再現することはできませんでした。つまり、人の手仕事でしか生み出せない味わいなのです。
一度食べるとヤミツキになる、コクと深みをご堪能ください。
昆布と鰹節の奥深い旨味が広がる、至極のブレンド醤油
いわゆる昔ながらの博多のもつ鍋の醤油味ですが、当店のスープは旨味が違います。
じっくりと長時間かけて旨味を抽出した昆布だし、香り豊かに仕上げた鰹だしをブレンドすることで、モツの甘味、旨味を最大限引き出しています。
さらに、ただ甘いだけではなく、キリッとした味わいの奥に、だし由来の旨味を感じていただけるよう醤油も特注。
細かな点ですが、にんにくの合わせ方にもこだわっています。スライスした青森県産にんにくを調理時に入れていただくことで、にんにくの香りが丸くなり、スープにまろやかさがプラスされるのです。
博多ではおなじみの醤油味のもつ鍋でも、「もつ鍋 一藤」の味作りに妥協はありません。
こだわりの素材選び
当店のもつ鍋の基本セットに付くのはモツ、濃縮スープ、薬味、〆のチャンポン麺。
具材の主役はやっぱり国産黒毛和牛のモツです。新鮮であることは言わずもがな。ほどよく脂がのったプリプリとした食感で、口に入れた瞬間に溶けていくような上質なモツを厳選しております。
もちろん〆のチャンポン麺も当店特注です。濃厚なスープとの相性を考え、しっかりと弾力のある極太仕様。ツルンとしたのどごしの良さもお楽しみください。
お店ではモツ表面の薄皮を取り除くことで、より口の中で溶けていくような食感を引き出しますが、通販ではあえて、それはしません。なぜなら、薄皮を取り除いた状態で冷凍し、それをスープで煮込むと、モツの旨味、脂がすべて溶け出てしまうから。
生には生の、冷凍には冷凍の、それぞれにベストな調理法があると私たちは考えます。
さらに通販を始めた当初はスープもストレートタイプとしていましたが、今は改良に改良を重ね、お店とほぼ同じ味わいを表現できる濃縮タイプにしています。これはお客様から「ストレートタイプのスープはかさばって保管しづらい」というお声をいただいたことがきっかけでした。
すべてはお客様に、気軽に美味しいもつ鍋をご自宅で楽しんでいただくため。私たちの美味しさへのこだわりは、通販においても変わりません。
さらに通販では、もつ鍋以外の当店自慢の味もお届けしております。
その代表格が、お店でも大人気の酢もつと、店頭販売でのご購入も多い柚子胡椒。
酢もつは牛1頭からわずか300gしか取れない直腸という部位を使用しています。
その一番の特徴は口に入れた瞬間に感じる柔らかさ。できるだけ薄く切ることで、タレも染みやすく、噛むほどに旨味をお楽しみいただけます。
味わいを引き立てる「柚子胡椒」
九州ではおなじみの調味料、柚子胡椒も当店オリジナル。
機械ではなく、手作りすることで、柚子皮の食感が残る独特な味わいに仕上げております。
保存性を高めるために加える塩分も、できるだけ少なくし、柚子の香りがより引き立つように調整。鼻に抜ける柚子の香り、唐辛子由来のピリッとした辛味はもつ鍋や酢もつ以外とも好相性。
おでんやうどんなど、さまざまな料理の味わいを引き立てる、まさに名脇役です。
もう一つの名物「馬刺し」
お店でもつ鍋と一緒に多くのお客様がご注文されるもう一つの名物が、馬刺しです。
馬刺しを仕入れるのは、創業当時から深いお付き合いをさせていただいている古閑牧場。
熊本にある牧場で出産から飼育、販売まですべて自社で行っている希少な品で、エサにもこだわっているため、美味しさは折り紙付き。
馬にとって自然に近い最適な環境で育てられていることもまた、確かな品質の裏付けと言えます。